【悲報】日本人がしがち。駐在・外資の配属初日にしないと一瞬でガッカリされること

グローバルキャリア

海外駐在・外資企業をはじめとするグローバルキャリアで、日本人が活躍しリーダーとなるのを手助けする当ブログですが、今日は、駐在・外資系配属の初日にするべきことまとめました。

日本で成功して、日本のやり方に固執してしまうエリートこそ陥りがちになるので、ご注意ください。

海外では、日本と違い仕事で信頼を構築するため、十分な準備とプロフェッショナリズムが求められます。給料が発生する初日からバリューを発揮することを意識することが大切です。

配属初日から意識すべきプロフェッショナリズム

  • 初日から意思決定しバリューを発揮する
  • 事前にできる限りの情報を集め、貢献できる部分の仮説を持つ
  • 1on1を実施し、自分が何者か、何ができるかを知ってもらう
  • 会議に出る場合、積極的な質問と意見を持つ。発言しない場合は無価値

では、具体的に何をすれば良いのか見ていきましょう。

日本人がしがちな残念行動

早速ですが、以下が現地のオージーや同僚に聞いてみた、過去の駐在員や接する日本人で残念なところでよく上がる点です。

日本人ががっかりされる行動

  • 謙虚すぎる挨拶
  • 受け身
  • コミュニケーションが少なく、静かすぎる
  • 会議で発言しない、わかったふりをする

もちろん彼らは、真面目でシャイだが非常に几帳面で質の高い日本のバリューも認め、セカンドランゲージとして難しい点がある点も理解しています。

ですが、特に静かでコミュニケーションに積極性がないというのは、推進力を求められるビジネスの場ではマイナスに働くことが多いことを認識しましょう。

配属初日にすべきこと

では、具体的にどのように振る舞えば良いのかみていきましょう。

自己紹介・簡潔な自己プレゼンを入念に準備

日本のように謙虚に「よろしくお願いします」の一言だけでなく、バックグラウンドや何を貢献できるかといった抱負を明確に自信を持って宣言することで、信頼を構築する必要があります。

日本のように朝礼などは少ない

人の入れ替わりが激しい外資や駐在先のオフィスでは、良くも悪くもドライな人間関係が多いです。例えば、異動の挨拶などは退職の挨拶などを除いては、少ないです。

関係するチームや部署などの最小単位の定例会などの最初の5分などでNew comerからの挨拶がある程度です。そのため、1on1をして自分を知り、相手を知り、信頼を構築することです。

配属先の同僚や上司、部下などに自己紹介をし、自身の職務経歴やスキルを簡潔かつ明確に伝えることが大事です。

何が強みで、相談したら良いかを明確にする

  • 挨拶が短くて、その人のバックグラウンド・バリューがわからない
  • 受け身で会議や仕事が降ってきてから関係者を把握し、動き出す

共通して見られるポイントとして、あなたは何のために(WHY)ここに来ているのか、そして何を(WHAT)、どういったバックグランドや強み(HOW)があるからできるのかが理解できないと話しかけられないのです。

海外では引き継ぎは存在せず、配属初日からバリューが求められる

日本では、徐々に仕事を引き継いだりしますが、海外では基本引き継ぎはありません。よくJob descriptionなどがあって仕事の線引きが明確とありますが、大きな目的が共有されるだけで、それを達成するための細かな内容は定義されません。

これは、良い面と悪い面があります。

良い面は慣習的に行っていた、価値の低い定型業務が人の入れ替わりと同時にばっさりと切り捨てられる点です。属人的になんとなくやっていた業務がなくなり、必要になったらまた始めれば良いので、人の入れ替わりとともに、業務の新陳代謝もはかれます。

悪い点はマニュアルがないため、断片的な情報から求められているものを見つけて素早く動く嗅覚と適応能力が必要です。決められたやり方を丁寧にやって、間違いをしないことが評価される日本のエリートのやり方だと、受け身になり、失敗しますのでご注意ください。

キーマンをいち早く見つけ、関係部署と1on1を初日からして、過去のメールなどから最大の価値を見出す、業務を見つけて仕事を回していくことが大事です。

結構、タフに聞こえますが、ようは結果を出していれば細かいことはとやかく言われず、非常に自由で裁量権を持って働ける環境になるため、駐在や外資の醍醐味だと思います。

合う合わないがあると思いますが、事前に求められる動きを理解しておくだけでも役立つと思います。

信頼の構築方法の違い

日本は飲みに行って関係を築く、海外は仕事で関係を築く

日本では腹を割って話すという言葉があるくらい、個人個人のプライベートの関係性の深さが信頼に繋がります。

一方、メルボルンをはじめとする西洋や欧米系の国では、信頼はその人の仕事でのバリューで構築されます。

そのため、飲み行くよりも前に、目の前に会議で積極的に質問したり、素早くメールに返信するなどの方が遥かに信頼を構築しやすいです。

会議でわからないことは速攻で質問する

どんなに些細で、当たり前の質問でも、質問すること自体に価値があります。

わかったふりをしてその場をしのいで後から質問すると、なぜその場で質問しないのかと評価も信頼も下がります。日本は個人間で根回しをして反論がないように、リスクを最小限に押さえて穏便に物事を運ぶことが評価されますが、海外では真逆です。

多くの考えをその場でぶつけながら、折り合いをつけて結論へ導くファシリテーションが良きリーダーシップとなります。そのため、間違いを恐れず、常に自分の意見を持ち、発言して、影響を与える態度を見せないと、いないも同然で価値が薄れていくので、ご注意ください。

まとめ:自ら動き影響を与えられる人は向いている

いかがでしたでしょうか?

文化も変われば求められる行動様式やマインドセットも異なります。ポイントとしては、日本では、俺のやり方では、こうするのが良いのに!!海外はここができてないからだめだ!と環境や仕組みを言い訳にすることです。

異なる価値観をまとめたり、違う文化の中で相手を受け入れ、合わせる、しかし自分を持ちながら影響を与えて変化を生むことが、海外でパフォームするために重要です。

お役にたてば幸いです。

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